PROJECT
「神楽、舞う瞬間」は、
つんく♂さん総監修 中2映画プロジェクト×西端実歩監督で制作した、音楽映画です。
今回の作品はコロナ禍から明けた今だからこそ、見てほしい作品です。
この作品は、ウイルスで音楽がなくなった世界”が舞台。まさにコロナ禍を彷彿とする世界で描いています。
その世界に終止符を打つ『音楽』や『舞い(踊り)』。
改めて『エンタメ』や『表現すること』の素晴らしさをこの作品から感じてもらいたいです!
『音楽』自体の素晴らしさは勿論、
この映画自体から『映像』という媒体での表現の力も感じ取ってもらえるような作品にしたいと感じております。
世界観としては“昭和”や“大正時代”のような時代感をベースとしますが、さまざまな時代が混じりあい、
そして、東洋×西洋を融合させたような美術や衣装で描きたいと考えております。
STORY
ウイルス性の感染症によって人と人のつながりが失われ、音楽が存在しなくなった世界で、
主人公の少女マナが姉のように慕っているテルと音楽に宿る力を知っていく
2XXX年、この世は、『音楽』が存在しない世界となっていた。
250年ほど前に流行り病が発生し、人々の暮らしは一変した。
感染対策として、顔を布で覆うこと、不要不急の外出禁止、密を避けることなど国家から義務づけられて行った。
そんな時代が250 年ほど続き...病は終息したものの、顔と顔を突き合わせ感情を曝け出し語り合い、
時に、歌い踊るといった喜び溢れるつながりの時代は、過去の閉ざされた秘密となっていた。
『音楽』という秘密を知りたいと思う者たちは国家から粛清対象となり、
ただ人々は、「生きるために生きる」日常を過ごしていた。
そんな混沌とした時代を生きる2人の少女・マナ(SHURI)とテル(前田 晴香) 。
マナは、猿のようにすばしっこく活発で、盗人のような生活をしていた。
それは、大好きな姉のような存在の幼なじみ・テルを守るためだ。
テルは、この世界を拒絶したかのように表情も変えることなく、喜怒哀楽の表現すらない植物のような女の子。
マナはテルと共に、毎日を精一杯生きていた。
そんなある日、町の片隅でうずくまるひとりの老婆を見かけたマナとテル。
老婆との出逢いがきっかけとなり、ふたりはこれまでの人生には想像もつかなかった秘密に触れるのだったー。